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デジタルマーケティングとは?基礎知識から手法までわかりやすく解説

2024年10月29日

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はじめに

デジタル化が進む現代、マーケティングにおいてもデジタル技術を活用することが当たり前になっています。しかし、デジタルマーケティングとは何なのか、具体的にどのような手法があるのか、といった理解が曖昧な方も多いのではないでしょうか。
本記事では、デジタルマーケティングについての基礎知識やメリット、代表的な手法などを解説します。

 

デジタルマーケティングとは?

デジタルマーケティングとは、インターネットやIT技術を用いたマーケティング手法のことです。具体的には、マーケティングオートメーション(MA)・Webサイト・検索エンジン・メール・SNSなどの手法があげられます。これらを駆使することで、従来以上に多くの顧客接点を持てるとともに、データの収集・分析も行いながら精度の高い方法でターゲットにアプローチできます。
スマートフォンやタブレット、IoT機器、地図アプリ、その他のモバイルアプリなど、より広範な活動がデジタルマーケティングに含まれます。たとえば、POSレジを通じて実店舗(オフライン)の顧客の情報を収集・蓄積する行動も、デジタルマーケティングのひとつです。

 

Webマーケティングとの違い

デジタルマーケティングと似た言葉にWebマーケティングがあります。大きな括りで見ると、Webマーケティングはデジタルマーケティングの一部に含まれますが、Webマーケティングは、リスティング広告・SNS広告・コンテンツマーケティングなどのWeb媒体を基本としたマーケティングが該当します。
一方、デジタルマーケティングにはスマートフォンやタブレット、IoT機器、地図アプリ、その他のモバイルアプリなど、より広範な範囲が含まれます。

 

デジタルマーケティングが主流となった背景

現代のマーケティング施策においてデジタルマーケティングは不可欠な手段です。デジタルマーケティングが主流となった背景には、社会全体にインターネットやスマートフォンが広く普及したことが関係しています。
とくに、ここ10年でスマートフォンが一気に普及してから、いつでもインターネットにアクセスできるようになりました。それに伴い、現代の消費者は時間や場所を問わず、気になる商品やサービスを精力的に検索しています。ニーズにマッチすれば、その場ですぐに購入することも可能になりました。人によっては実店舗で商品を見たうえで、スマートフォンで商品情報の検索や価格を比較し、購入する商品やチャネルを変更することも珍しくありません。

 

デジタルマーケティングのメリット

企業がデジタルマーケティングを活用することで、顧客接点の強化や顧客情報の収集・分析などの促進が可能です。主なメリットとして、以下の3点があげられます。

 

多くのチャネルから顧客にアプローチできる

一つ目のメリットは、従来よりも多くのチャネルを通じて顧客へアプローチできるようになることです。スマートフォンに限定しても、コンテンツマーケティング、動画マーケティング、SNSマーケティング、メールマーケティング、アプリマーケティングなど多種多様なチャネルを構築できます。それによって、顧客との接点を増やし、集客率やリピート率を高めることが可能です。

 

顧客情報を詳細に記録できる

二つ目のメリットは、デジタルマーケティングは、さまざまなデジタル技術や媒体を通じて、顧客の詳細な情報(性別・年齢・アクセス地域・流入元など)を収集できる点です。とくに近年はIoT技術の発展により、さまざまな機器がインターネット接続され、データの取得ソースは飛躍的に多くなりました。データが充実すればデータ分析の精度も上げられるため、個々の顧客に最適化したマーケティング施策を展開しやすくなっています。また、実施したマーケティング施策の効果も収集しやすくなるため、どの広告の反応率がよかったかを正確に把握し、改善につなげることが容易です。

 

顧客の行動をリアルタイム分析できる

三つ目のメリットは、詳細に取得した顧客情報から行動をリアルタイムで分析し、その分析結果を即座に反映できる点です。たとえばECサイトにおいては、顧客が現在閲覧している商品や過去の購入履歴を分析し、自動的にオススメ商品を表示する機能があげられます。また、スマートフォンから位置情報を取得し、実店舗の近くにいる顧客に来店を促すクーポンやプッシュ通知を送信するといった手法も好例です。このように、デジタルマーケティングでは顧客の行動をリアルタイムに分析し、それを自動的に顧客へのアプローチに活用することで、顧客のニーズへタイムリーに対応し、顧客満足度やコンバージョンの向上を図れます。

 

デジタルマーケティングの代表的な9つの手法

デジタルマーケティングには多くの手法があり、それぞれが異なる目的や効果を持っています。ここでは代表的な9つの手法を取り上げ、詳しく解説します。

 

SEO(検索エンジン最適化)

SEO(Search Engine Optimization)は、Webサイトの構築において、コンテンツの内容や質、キーワードの選定、リンクの設置などを工夫することで検索エンジンの上位表示を目指す取り組みです。ほとんどのユーザは、検索行動において検索エンジンの上位表示されたページだけを読んで済ませてしまうことが多いです。そのため、SEOはWebサイトへのユーザ流入数の増加を図るうえで不可欠な対策とされています。

 

Web広告

Web広告は、外部のサイトに自社ブランドや自社製品・サービスの広告を掲載する手法です。リスティング広告・ディスプレイ広告・ネイティブ広告など、ターゲット層に合わせたさまざまな種類があります。どのWeb広告も一定の費用がかかる点はネックですが、活用することで多くのユーザにリーチできる点は大きなメリットです。とくに、ターゲティングを明確に設定し、特定の属性や関心を持つユーザへピンポイントにアプローチできれば、大きな効果が期待できます。

 

ソーシャルメディアマーケティング

ソーシャルメディアマーケティングとは、SNSを活用して顧客へアプローチする手法です。X(旧Twitter)・Facebook・Instagram・TikTok・LINEなどのSNSプラットフォームにアカウントを開設して情報を発信し、新規顧客の獲得やブランド認知の向上、顧客関係の強化を図ります。自社のアカウントで投稿するだけでなく、SNSに広告を出稿することもSNSマーケティングの一種です。SNSを日常的に利用する人は若年層を中心に多く、SNS上での口コミや評価が顧客に与える影響力は今や絶大なものとなっています。

 

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングは、Web上で大きな影響力や知名度を持つインフルエンサーに自社の商品やサービスを紹介してもらう手法です。広義でのソーシャルメディアマーケティングに含まれます。インフルエンサーマーケティングの最大の特長は、信頼している人のおすすめする商品やサービスのため、消費者に受け入れられやすい点です。消費者から好意的に受け入れられているインフルエンサーに商品を紹介してもらうことで、商品の認知度や信頼感が向上し、顧客の購買意欲を刺激できます。

 

メールマーケティング

メールマーケティングは、商品情報やキャンペーン情報などをメールで知らせる手法です。顧客データの分析やA/Bテストを用いることで、顧客ごとに最適化されたコンテンツを配信できます。また、後述のMAツールと組み合わせることで、効率のよいメール配信が可能です。この施策によって、見込み顧客や既存顧客との関係を強化し、顧客ロイヤルティの向上につなげられます。メールマーケティングはコスト効率が高く、ターゲット層に直接アプローチできるため、高いROIを期待できる点も魅力です。

 

アプリマーケティング

アプリマーケティングは、情報発信や顧客とのコミュニケーションを目的としたアプリを開発し、リリースする手法です。アプリはスマートフォンの普及によって、消費者との接点を増やし、エンゲージメントを強化する有望なチャネルとなりました。企業はアプリを通じたクーポンの配布や新商品の情報発信で、顧客獲得を目指せます。また、アプリ内でのユーザ行動データを収集することで、顧客の嗜好や行動パターンを分析し、パーソナライズされたサービスの提供へとつなげられます。

 

動画マーケティング

動画マーケティングは、商品やサービスのプロモーションや使い方、活用法などの紹介動画を配信する手法です。動画を通じて顧客に情報を届けることで、自社ブランドや商品・サービスの認知拡大・集客・販売・顧客の定着につなげられます。動画配信のプラットフォームとしては、YouTubeやTikTokなどの動画配信サービスを使用するほか、自社サイト内に設置する方法があります。動画はテキストや画像よりも強い訴求力を持ち、商品やサービスの魅力をストレートに伝えられる点が強みです。また、ツールの操作手順のような複雑な情報も視覚的に分かりやすく伝えられます。

 

マーケティングオートメーション(MA)

マーケティングオートメーション(MA)とは、見込み顧客を顧客へ成長させるプロセスを自動化する方法、およびそれを実現するツールのことです。具体的には、メールやSNS、ターゲティング広告の投稿やリードナーチャリングなどのマーケティング活動を自動化できます。これによって、業務を効率化し、営業・マーケティング部門の負担を軽減するとともに、マーケティングの効果を増大できます。MAツールは、マーケティング活動全般をスムーズに進めるために導入したいツールです。

 

Web接客ツール

Web接客ツールは、Webサイトを訪れたユーザの状況やニーズに対して、リアルタイムな接客や案内を行うツールのことです。主に、伝えたい情報を画面上に表示する「ポップアップ型」と、チャットを通じてコミュニケーションを図る「チャットボット型」に大別されます。たとえば問い合わせが多く、対応する人手が足りない場合や、ユーザが気軽に問い合わせできる窓口を増やしたい場合にはチャットボットの活用が有効です。Webサイトのナビゲーションと異なり、不明点をその場で解決できるため、サイトからの離脱を防ぐことができます。また、ユーザのアクションに合わせて興味を引く広告やクーポンをポップアップで表示すれば、コンバージョン率や単価アップにも期待できます。

 

まとめ

現代のマーケティング市場では、デジタルマーケティングの知識を身につけ、積極的に取り組んでいくことが欠かせません。デジタルマーケティングの推進にあたっては、Salesforceの活用がおすすめです。
セラクCCCはSalesforceの認定パートナーとして最高位のExpert 認定を取得しており、定着・活用支援においてトップクラスの実績と豊富な人材(コンサルタント)を有しています。この豊富な実績から培ったノウハウを活かし、お客様のデジタルマーケティングを組織と人材の面から強力にサポートいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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