コラム詳細
はじめに
Lightning Experience(LEX)とは、『アプリケーション型UI』といわれる、Salesforceの新しいUI(ユーザーインターフェース)です。従来のページ遷移型のUIと異なり、1つの画面で作業が完結できるように設計されています。今回は、Lightning Experienceの特徴と、ClassicからLightning Experienceへの移行を急ぐべき理由について解説していきます。
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みなさまのSalesforceの環境はLightning Experienceですか?それとも従来の環境であるClassicを使っていますか? Lightning Experienceでは必要な情報を一目で確認できるように「ホーム」画面を自社仕様にカスタマイズし、業務を効率化する機能が標準化されています。もしまだ従来のUIであるClassicをお使いであれば、御社のビジネスをより効率化し、スピードアップをするために、Lightning Experienceへ移行をおすすめします。
【見やすく使いやすい画面設計】
従来のページ遷移型であるClassicはパソコンでの作業を想定しており、作業を行う際にそれぞれのページに分断される状況にありました。それに対してLightning Experienceは1つの画面上で必要な作業を完結できるようモバイル想定で設計されており、より使いやすくスピーディに業務を行えるようになります。
<Lightning Experienceのホーム画面>
(1)ホーム画面
よりグラフィカルなデザインに進化しています。商談の進捗状況確認や、顧客・取引先に関連するニュースや最新情報、本日の予定やミーティングなど、日々の営業活動を把握できます。また、ホーム画面は自由にカスタマイズが可能です。
(2)商談ワークスペース
営業のアクション重視に配置表示され、ToDo作成や、活動記録、社内や関係者とのメールの送信など迅速に行うことができます。クイックビューを使い、ページ移動の必要なく、関連情報の表示も可能です。
(3)パイプライン
パイプラインでは、商談を視覚化します。リードがどのフェーズにあるか、フェーズごとの予想売上などの状況を把握することができます。またドラッグ&ドロップ機能を用いて、商談を別のフェーズに移動させることもできます。アクションが必要な商談はアラートで通知され、営業活動の促進につながります。
【レポート・ダッシュボード機能の強化】
グラフの見た目がきれいになり、また画面遷移やボタンを押下する回数が減り、よりシームレスに操作を行うことができます。ダッシュボードでは、各レポート・グラフのサイズや配置場所をドラッグ&ドロップで自由に変更することが可能です。集計・分析のユーザビリティはClassicよりも圧倒的にLightning Experienceの方が優れています。
「今困っていることもなく、Classicのほうが慣れている」「移行するメリットを感じない」といった声もよく耳にします。Lightning Experienceに移行するべきか迷っている企業も多いでしょう。Lightning Experienceへの移行を急ぐべき理由は、大きく2つ挙げられます。
(1)バージョンアップへの対応
Salesforceは年3回のバージョンアップが行われ、Classicで実現できなかった便利な新機能が順次実装されており、今後の新機能追加は全てLightning Experienceに集約されます。最新の機能を取り入れ、より使いやすくカスタマイズしていくためには、早めにLightning Experienceへの移行が必要です。
(2)開発コストの削減
上記で述べた、バージョンアップごとに新機能が実装されるということは、Lightning Experienceへの移行が遅れるほど、移行時にシステム技術者が設定しなければいけない機能が増える、ということです。移行時期が早いほど、技術者の負担は減り、移行期間の短縮化が見込めます。
また、単にLightning Experienceを利用開始するだけであれば追加費用はかかりませんが、Classic利用時にプログラミング開発や別システムとの連携が行われている場合は、Lightning Experience移行にあたり、再開発が必要となり費用やメンテナンス工数がかさみます。
Classicが現時点ですぐ使用できなくなることはありません。しかしClassicのサポート終了や廃止についての噂も絶えません。今後、Lightning Experience環境が主流となるのは確実です。ClassicからLightning Experienceへの移行、これを機に進めてみませんか。
Lightning Experienceを有効化すること自体は簡単ですが、今まで使用していた機能の場所が変わったり使えなくなるといった問題があるため、企業様だけでは完全移行は難しいのが実情です。実際に移行する場合のフロー例を説明します。
【移行のフロー】
<Step(1) 調査・要件定義>
必要な機能をピックアップ、Classicで使用している機能がLightning Experienceにあるのか、ない場合は代替機能によってまかなえるかの調査・検討を行います。
<Step(2) 開発・システム連携>
必要に応じて、開発やApp Exchange(アドオン)の導入を行います。
<Step(3) ユーザーへの周知>
Lightning Experienceの仕様についての説明会やトレーニングの実施、手順書の作成を行います。
セラクCCCは全国200社以上のSalesforce導入・活用支援の実績があります。セラクCCCで実際にサポートさせていただいたお客様からのよくある質問を紹介します。
Q. Lightning Experience移行後もClassicは使用できる?
A. 利用可能です。Lightning Experienceへ移行しても、Classic/Lightning Experienceの切り替えは、ボタン一つで可能です。
Q. 今まで使えていた機能が使えなくなった。どうすればよい?
A. 移行によって今まで使えていた機能が使えなくなることがあります。機能によっては、単純に隠れてしまっているだけの場合もあります。
セラクCCCでは、経験豊富なエンジニアが、なぜ使えなくなったのかを、環境調査からお手伝いして解決します。必要に応じて、調査から機能の追加まで、サポートいたします。
Q. Lightning Experienceの操作が分からない。Lightning Experienceのメリットは?
A. Classicに比べて直感的に操作ができるため、Lightning Experienceを使い始めると、早く移行すべきだった!というお客様もいらっしゃいます。
セラクCCCでは、使い慣れたClassic環境を変えたくない、メリットを知りたいというお客様へ向けて、説明会やトレーニングを実施して分かり易くレクチャーしています。
Q. バージョンアップしたらエラーが出るようになったが、どうしたらいい?
A. Classicでカスタマイズや自動化機能を多用していると、バージョンアップ時に影響を受け、エラーを起こす場合があります。
セラクCCCでは、経験豊富なエンジニアが、エラーの原因について、環境調査からお手伝いして解決します。Lightning Experience移行後も継続してサポートいたします。
Q. 利用ユーザー数の多い企業でLightning Experienceへの移行は大変?
A. 数百名、数千名規模のユーザーの環境移行は難易度が高い、定着化が難しい、何かあったときに心配、というご懸念をお持ちのお客様もいらっしゃいます。セラクCCCでは、大手企業様のLightning Experienceへの完全移行の実績もあります。これまでの数多くの実績から導き出したノウハウを活用し、経験豊富なエンジニアが、お客様の状況やニーズに合わせて柔軟にサポートいたします。移行プロジェクトの開始時やトラブル発生時など、手厚いサポートが必要な局面では、常駐型のエンジニアを派遣することも可能です。
Salesforceの機能を最大限に活用していただくには、Lightning Experienceへの移行は必須です。営業、マーケティング、カスタマーサクセスなど、あらゆる部門の業務効率化を実現できます。IT業界はめまぐるしく変化しています。企業の経営には、アプリの開発サイクルを短縮して、短期間で市場投入する「スピード感」が求められます。Lightning Experienceへ移行すると、時間や場所を選ばず、常に最新情報が得られ、必要なタイミングで十分な情報にもとづいて意思決定を下せるようになります。Lightning Experienceへの移行を今すぐご検討ください。
セラクCCCでは、営業活動最大化に向けたSalesforce定着支援により、多くの企業のカスタマーサクセスを実現しています。数千名規模のユーザーを抱える大手企業様のLightning Experience完全移行を行った実績もあります。Lightning Experienceへの完全移行は、経験豊富なSalesforce認定カスタマーサクセスパートナーであるセラクCCCにお任せください。これまでの数多くの実績から導き出したノウハウを活用し、お客様のLightning Experience移行をバックアップさせていただきます。移行後も継続的にサポートいたします。
現在、無料相談フォームにてお問合せを受け付けております。
SalesforceのLightning Experience化に関して課題を感じているお客様は、ぜひお気軽にお問合せください。
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