コラム詳細
はじめに
セラクCCCのSalesforce推進部のAです。Salesforceに限らず、データ入力の際にはどうしても入力ミスや入力漏れなど軽微なミスが発生する可能性があります。Salesforceの入力規則はそういったリスクを低減し、正確なデータ入力を助ける機能です。本記事では入力規則の基礎から設定方法、使用例までご紹介します。
また、データ入力の改善についてご興味のある方は、こちらの動画「営業データの入力改善をするだけで生産性に差がつく!Excelとの二重管理やめませんか?」をご視聴ください。
入力規則とは、Salesforceにデータを入力する際に正確に情報が登録されるようサポートする機能です。入力漏れを防ぐために、簡単に設定できる[必須項目]と項目ごとに細かくルールを設定できる[入力規則]を使い分けるのが効果的です。たとえば、データ型[テキスト]の項目を、半角英数のみ登録できるように設定しておけば、数値以外を入力した場合にはエラーメッセージが表示され、保存できなくなります。
必須項目と入力規則を使えば、入力者によってバラツキが出やすい項目でも、効率的に質の高いデータ入力が可能になります。
<項目プロパティから設定する>
必須項目には2つの設定方法があります。
1つは、ページレイアウトの編集ページから[項目プロパティ]を使って設定する方法です。ワンクリックで設定できますが、ページレイアウトごとに設定する必要があります。
<項目とリレーションから設定する>
もう1つは[項目とリレーション]から[一般的なオプション]の[必須項目]をチェックする設定方法です。すべてのページレイアウトについて一括設定できますが、[項目プロパティ]から個別に編集できなくなるために注意が必要です。また[項目とリレーション]からは、データ型がテキストや数値の場合などにユニークの制御もできることを覚えておくと便利です。
「[取引責任者]の携帯電話番号は11桁の数字のみ入力できる」という規則を例に、
入力規則の設定方法を解説します。
<入力規則をオブジェクトマネージャの詳細から選択>
まず、入力規則を設定したいオブジェクトページで、オブジェクトマネージャの詳細から[入力規則]を選択します。
今回は、[取引責任者]のオブジェクトマネージャの詳細から設定を開始します。
<入力規則画面>
入力規則作成画面では[ルール名]と[説明]、[エラー条件数式]、[エラーメッセージ]、[エラー表示場所]についてそれぞれ設定します。
最後に[保存]して設定完了です。
<エラーメッセージの表示チェック>
設定後に、入力規則が有効に機能しているかチェックしてみましょう。
今回は、新規の[取引責任者]レコードの[携帯]をハイフン有りで入力します。携帯の項目の下に赤字で設定したエラーメッセージが表示されればチェック完了です。
入力表記のバラつきが多い項目や入力漏れが多い項目、入力ミスが多い項目など、項目によって問題はさまざまです。そこで、よく利用されている入力規則をご紹介します。
数式を使って項目ごとに具体的な規則を決められるため、オブジェクトや項目によって規則を考える参考にしてください。
入力漏れやデータの誤入力、表記揺れによってSalesforceのデータの統一性が損なわれると、分析や営業戦略の検討に活かすためのデータとして集計や属性分けの際に追加で手間が掛かったり、ミスリードの原因になるなどの悪影響を与える可能性があります。入力規則を活用することでそういったリスクを抑え、より効率的なデータ入力が可能になりますが、項目それぞれに合わせた入力規則を設定するためには数式に関する知見が必要です。
「入力規則を設定するための数式についての知見が足りない」といったお困り事がございましたらセラクCCCの無料相談からお問い合わせください。セラクCCCには300名(23年5月時点)を超える専門コンサルタントが在籍し、お客様側の視点からSalesforceの定着・活用支援サービスを行っています。
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