コラム詳細
はじめに
セラクCCCのSalesforce推進部のAです。数式項目を活用することで、レコード画面に表示する情報量を増やして業務効率化につなげられます。
本記事では、「取引先責任者のレコードから企業サイトへのハイパーリンクを設定する」数式項目の作成手順をご紹介します。
数式の使用例について学ぶ前に数式や関数の基礎について復習しておきたいという方は、こちらの記事「Salesforceの数式と関数の基礎!数式項目の作成方法も解説」もご一読ください。
また、数式に関するよくある活用例を解説した資料「システム管理者必見!数式項目の留意点 よくある数式の活用例」も併せてご活用ください。
数式項目はカスタム項目作成時に選べるデータ型の1つです。数式を使用して計算結果や他項目の値に応じた文字列などを表示できます。
数式項目は数式を利用できる機能の中でも使いやすく、数式活用の第一歩として作成してみるのもオススメです。
[取引先責任者]レコード画面から企業サイトを確認するためには、まず[取引先]レコード画面に遷移。[取引先]の[Webサイト]項目に入力した情報をコピー&ペーストする必要があります。
ハイパーリンク項目を作成して、[取引先責任者]レコードからワンクリックで企業サイトを開けるように設定すると手間を省けます。
目的を数式に変換する前に情報を整理するとスムーズに作業を進めやすくなります。
今回の目的について、項目や条件を具体的に明文化した形で整理してみましょう。
・取引先責任者のレコードから企業サイトへのハイパーリンクを設定する
実際に数式化すると以下のようになります。
数式:HYPERLINK( Account.Website , “HPを開く” )
<データ型から数式項目を選択する>
数式項目は[オブジェクトを編集]から簡単に設定を始められます。オブジェクトマネージャーから[項目とリレーション]を選択して[新規]を選択。[データ型]で数式を選ぶだけで[数式の入力]に進めます。
類似機能との使い分けや他の機能と組み合わせて使うことを意識すると、数式項目を効果的に活用できます。
・類似する集計機能との利用シーンの違いを把握する
従オブジェクトから主オブジェクトの情報を参照する場合には数式項目を使う必要性があります。主オブジェクトから従オブジェクトの情報を参照する場合には積み上げ集計項目を利用できます。このように、自動計算を活用する場合にはオブジェクトの関係を確認して使う機能を選びましょう。
積み上げ集計についてはこちらの記事「Salesforce参照関係・主従関係とは?設定・作成方法の解説」でもご紹介しています。
・他の機能と使い分ける
業務プロセスを自動化する場合やレポートを作成する場合には当該機能内で数式を使用する方法と、数式項目を事前に設定しておく方法の2種類があります。
レコード画面で値を確認したい場合は数式項目、それ以外は当該機能内で数式を利用する方が効率的です。
本記事ではSalesforceのカスタム項目で数式を活用する事例をご紹介しました。関数や演算子など数式でできることは多く、今回ご紹介した以外にも数式項目にはさまざまな活用方法があります。
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