活用事例詳細
明和工業株式会社
法面保護工事などの事業を手がける、明和工業株式会社様。「役立つ人となり、役立つ人を育て、様々な自然災害から人々の暮らしを守り続ける」ことをミッションとして掲げ、1980年の創業以来 自然災害の予防・復旧を通じて暮らしの安心・安全を守るとともに、将来に向けた環境保全にも取り組まれています。
今回は、同社でセラクCCCの「Salesforce定着・活用支援サービス」をご活用いただくに至るまでの経緯と実感される成果、今後の展望について、同社 代表取締役社長の土本様と、Salesforce活用をリードされる経営企画室 次長の中村様にお話を伺いました。
導入の背景:社内担当者による独学でのSalesforceのカスタマイズに限界を感じ、スピーディなSalesforceの作り込み・改善を求めてセラクCCCのSalesforce活用支援の採用に至る。
導入の効果:工事進捗の管理がSalesforce上で行えるようになり、またデータ入力時の操作性も向上した。現場業務へのSalesforce定着を今後進める中で、さらに定量的な成果が挙がることにも期待が生まれる。
―まずはSalesforceの導入に至るまでの経緯からお聞かせいただけますか。
土本様:私たちが手がける仕事の中では、ダムの新設や仮設道路の敷設といった一般土木工事を手がける事業者さんからご依頼いただく法面工事が多くを占めます。
この請負の領域では長いお付き合いのあるお客様が多く、かつては新規開拓よりも既存のお客様との接点をより重視していましたが、こうした既存顧客への依存は経営リスクとなりかねません。経営環境がさまざま変化する中、リスク分散のために新規営業にも注力するようになり、営業活動管理の重要度が高まったことがSalesforce導入のきっかけでした。
Salesforceを活用すれば、月に1度の経営会議での報告のために各部門がExcel資料を作成する手間を省き、またこの経営会議の場に限らずリアルタイムで・時系列に沿って案件を追えるようになるだろうと。それによって、中小企業の強みである迅速な意思決定を、データをもとに根拠を持って行えるようになるだろうとの期待がありましたね。
―導入後のご状況としてはいかがでしたか。
土本様:Salesforceを扱える担当者が社内にいれば、私たちや法面工事という事業に合ったツールを作り、必要とするデータもしっかりと見える化できるのではないかと考え、Salesforce専任の担当者として中村を採用しました。
中村様:私自身初めからSalesforceの知見を持っていたわけではなく、まずはベンダーさんによるオンライン研修を1回当たり1時間程度で3ヶ月間、受講しました。
研修では一つひとつ教えていただきながら実際にオブジェクトを作り、形にすることはできたものの、ツールを理解して実業務で応用していけるレベルに達したかというとほど遠く……研修を終えてデータ入力を進める傍ら、ブログなどを活用してカスタマイズ方法を学び、実践して、と多くの時間をかけて土本の要望を形にしていた状況でした。
明和工業株式会社 土本様
―定着・活用支援サービスの利用を考えられたのはなぜでしょうか?
土本様:当時は、中村の奮闘によって導入前に私が思い描いていた “データの見える化” の6割ほどが形になり、活用も社内である程度定着してきていた頃でした。
次の段階では、さらに「データをどう見せるか」「いかに入力しやすくするか」といった観点から自分たちに合わせてツールを作り込んでいかなければいけない、と課題を認識していたものの、これ以上求めては中村を苦しませるだろうなと。新たに中村に別事業も任せることになったのを機に、外部のプロフェッショナルへの委託を考えるようになりました。
中村様:Salesforceを使ってもっとたくさんのことができるはずなのに、学習に時間が必要でなかなか改善が進められず、またこれ以上踏み込むとさらに難しくなってしまう、と躊躇もしていて。私としても独学の限界を感じ、誰かを頼りたいという思いでしたね。
―セラクCCCの「Salesforce定着・活用支援サービス」を導入いただいた決め手はどのような点にありましたか?
土本様:イベントでセラクCCCさんのことを知って「Salesforce定着・活用支援サービス」について伺う中で、お話を聞けば聞くほど中村の表情が明るくなっていく様子に、今まさに助けていただきたいと感じてすぐに導入を決断しました。
中村様:以前、導入ベンダーさんに「かなり複雑なので難しい」と言われ諦めていた工事の進捗管理についても「実現できます」と頼もしいお言葉をいただけて、驚きながらも、私たちがSalesforceを活用してやりたいことを形にしてもらえるのではないかと期待を感じたのが印象に残っています。
―セラクCCCのコンサルタントにお任せいただいた業務について教えてください。
中村様:Salesforceのカスタマイズや設定変更を、各項目の実現可能性の検討から、実装イメージのご共有、実装まで一貫して担当していただきました。
―導入後の印象としてはいかがですか?
土本様:まずサポートしてくださる方の候補として複数名をご紹介いただき、その段階でセラクCCCさんの社員の皆さんのレベルの高さに驚かされました。中でも、中村がフィーリングが合いそうと感じた方にお願いすることになりましたが、始まって2日ほどで中村の嬉しそうな姿が見られて、安心してお任せできた感覚です。
中村様:私たちの事業内容や現状のSalesforceの中身、使い方を上手くお伝えして理解してもらえるだろうか、あまり時間が取れないなかでたくさんの時間がかかるのではないかと、正直初めは期待以上に大きな不安がありました。
しかし初回のお打ち合わせ、たった1時間のご説明と環境や個々のオブジェクトのご確認のみで、あっという間に状況をキャッチアップしてくださり、さらにその日持ち帰っていただいたものが翌日にはもう実現されていたのです。私の拙いご説明でこんなものを作り上げてもらえるのかと、コミュニケーション能力と実行力には本当に感動しました。
また私が新規事業との兼ね合いでなかなかお時間がとれず、お打ち合わせは1日に1度、30〜60分程度のみでしたが、事前に資料や環境をしっかりと準備してくださったおかげですり合わせをしながら齟齬なく進められて、ありがたかったですね。
―現段階でどのような成果を実感されていますか?
中村様:まず一番実現したかった工事進捗の管理について、ご依頼前はSalesforceではできないと諦めていましたし、セラクCCCさんにお願いして3〜4ヶ月でなんとかできたらいいなと思っていた中、たった1日ですぐに実現方法を提案し形にしてもらえました。本来であれば私がやらないといけなかったことを迅速に実現してもらえ、セラクCCCさんのレベルに自分が追いつくことは想像もつかないほどで、とても嬉しかったですし感謝の気持ちでいっぱいです。
あまりに早く実現いただけたので、せっかくだから あれもこれもと、これまで知識不足・時間不足によってやりたくてもできなかった項目をいくつも依頼させていただきました。当初想定していなかったような範囲までお願いしたことがすべて実現し、それによって工事の動きが確認できるようになったり、日々のデータ入力が簡単になったりと、業務に嬉しい変化がさまざま起きています。
ただ、まだ実装いただいたものすべてを業務に定着させられたわけではなく、今後、社内で必要な情報の入力やルールの策定を進めたり、業務の変化に対する社員の理解を得たりといった取り組みが必要です。これが定着すればきっと面白いことになるなと期待を感じながら、定量的な成果を挙げるために着実に取り組んでいきたいと思います。
土本様:会社としても課題がある中で、今回、セラクCCCさんのサポートを受けたことで私たちがまたさらにステップアップできた、成長することができたっていうのを、やっぱり1社でも多くの人に知ってもらいたいです。本当に蟹でも贈ろうかと思うくらい感謝しています。
明和工業株式会社 中村様
―「Salesforce定着・活用支援サービス」を他の企業におすすめいただくとしたら、どのような企業に合うと思われますか?
中村様:Salesforceを使ってやりたいことがあるけれど、これ以上カスタマイズと定着・活用について知識を増やして自力で実現するのは苦しい、という状況にある担当者さんや企業にとって、ベストな選択肢だと感じます。
一部分のカスタマイズやこちらの要望の実現のみにとどまらず、全体を見て起こり得る問題点まで見据えた上でやることややり方を提案してくださるセラクCCCさんなら、「こうなったらいいな」と思い描くものをしっかりと実現してくださるはずです。
土本様:また、私たちのような地方を拠点とする中小企業には特におすすめです。中小企業では人材の採用もそう簡単ではありませんし、地方ではサポートを依頼するパートナーさんを探すのもなかなか大変ですから。豊富な知見を持つ方が、フルリモートでもサポートに入ってくださるという点で、セラクCCCさんにお願いするのは非常に有意義な投資なのではないでしょうか。
セラクCCC:遠方の企業様、お近くにSalesforceに詳しい頼りになる企業がないような状況であっても、弊社の場合、リモートでお力添えができますので、ぜひ選択の一つの対象としてご検討いただければ幸いです。
―最後に、今後の展望とその中でセラクCCCに期待されることをお聞かせください。
土本様:今回作っていただいたものをしっかりと業務で使えるように自分たちのレベルを高め、事業にまつわるデータを網羅的に見える化して、次のアクションに繋げられるような土台を作っていくことがまず目先の課題です。
数年後に「ご支援いただいたことで私たちはこう変わった」と胸を張って言えるように、そしてセラクCCCさんが「自分たちが明和工業を変えたんだ」と誇らしく思えるような会社になれるように、取り組んでいきます。
そしてその先で、データをもとに「どうしたら会社がもっとよくなるか」「何が足りないのか」「ここをこうしてみたらどうだろう」と社員たちとのコミュニケーションが生まれていくことが非常に楽しみです。引き続きよろしくお願いいたします。
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お客様プロフィール
企業名
明和工業株式会社
所在地
福井県福井市上中町26-36-1
事業内容
災害防除・災害復旧をメインとした法面工事
公式サイト
https://www.meiwakougyo.co.jp/page1
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