活用事例詳細
三菱総研DCS株式会社
システム開発力・技術力を活かし、コンサルティングから運用まで高品質なITソリューションおよびサービスを一貫して手がける三菱総研DCS株式会社様。三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)の受託計算部門から分離独立して以来豊富な実績を活かし、AIやデータ分析などの先端技術を積極的に取り入れることで、さまざまな産業分野における顧客の課題解決や事業成長に貢献されています。
今回は、同社でセラクCCCの「メールマーケティングの支援研修」を活用するに至った経緯や支援に対する評価、今後の展望について、同社マーケティング部デジタルマーケティンググループの伊藤様と仲山様にお話を伺いました。
導入の背景:グループ目標の一部として掲げる「MA活用の高度化」の実現に向け、Account Engagement(旧Pardot)を活用したメールマーケティング施策の強化に着手。自社の事業のあり方や顧客層にマッチした知識と、他社事例をふまえた信頼できるアドバイスを求めて、定着・活用プロフェッショナルを採用。
導入の効果:セラクCCCコンサルタントによる体系的な学びと、既存施策の実情を踏まえたワークショップによって、概括的だった知識や理解のブラッシュアップを実現。担当者がこれまで何が正解か確信が持てないまま手探りで取り組んできた経験則や勘が、第三者のプロフェッショナルから得た情報を通じて“信頼できる情報”として確立し、今後の施策強化の礎となった。
―まずは、セラクCCCの「メールマーケティングの支援研修」を活用されるに至るまでの経緯からお聞かせください。
伊藤様:デジタルマーケティンググループでは、かねてよりリード獲得の強化に注力してきており、リードナーチャリングにより注力するフェーズに移行し、その一環としてAccount Engagement(旧 Pardot)の活用に取り組んできました。
今期のグループ目標の柱の一つとして「MA活用の高度化」を掲げ、その達成に向けてMAを活用した各施策の強化が求められる中、まずは実施頻度が高く着手しやすいメールマーケティングからブラッシュアップに取り組むことに。これまで手が回っていなかったシナリオ設計やABテストなども含めて、施策をより良いものにしていくために知識やスキルを身につけたいという思いが、今回ご支援を依頼するきっかけになりました。
仲山様:またこれまでメールマーケティングは伊藤と私を中心に行っており、他のメンバーは「実施していることや成果については知っている」という程度で、グループ内でAccount Engagement(旧Pardot)の知識や活用スキルに差が生じていたことも課題の一つです。担当変更や部署異動などに備えてメールマーケティングを行える人材を育成し、グループ全体の知識やスキルを底上げしたいという思いもありました。
―外部ベンダーに支援を依頼しようと考えられた理由や、セラクCCCをお選びいただいた決め手はどのような点にありましたか?
仲山様:インターネット上にさまざまな情報がありますが、当社の事業やお客様の業界などにマッチした信頼のおける情報を見つけることはなかなか難しく、スキルや経験を持つ外部プロフェッショナルの方に他社事例などもふまえたアドバイスをいただきたいと考えました。
伊藤様:これまでAccount Engagement(旧Pardot)の導入・活用をセラクさんにご支援いただいてきたため、当社の環境や利用状況をよくご存知の皆さんなら、実情に合わせた具体的な研修をご提案いただけるのではないかと。そんな期待からお声がけさせていただき、要望に合わせた研修内容をご提案くださったのがセラクCCCさんでした。
複数のベンダーさんからのご提案と比較検討しましたが、当社の要望に寄り添う形でカスタマイズされた研修を予算に合わせてご提供いただける、内容と費用のバランスが特に大きな魅力に映り、ご依頼の決め手になりました。
―セラクCCCの「メールマーケティングの支援研修」の概要について教えてください。
伊藤様:メンバーによるスキルの差が研修の理解度に影響してしまわないよう、まず基礎を学ぶ「座学」のパートと実践的な内容に踏み込む「実技」のパートに分けた二段階の研修をご提案いただきました。
具体的には、前半の座学では「メールマーケティングとは何か、どのような価値があるものか」「Account Engagement(旧Pardot)で何ができるのか」といった基礎的な内容を学び、さらにそうした基礎をふまえて実際の他社事例に触れる、という流れです。
普段メールマーケティングを行っていないメンバーに施策の重要性を改めて認識してもらうという点で、基本的なスキルを獲得する土台となるパートだったかなと振り返ります。
仲山様:後半は、メールをお送りするお客様の像としてペルソナを定め、それをふまえて実際にメールの内容を考えたり、メール文例を修正したりするハンズオンワークショップが中心です。
「こうするとお客様が見やすいメールになる」「クリック率を高めるには」といったワンポイントアドバイスなど、普段施策を行っている私たちも明日からすぐに活かせるような知見が得られる、実践的なパートでした。
―セラクCCCの支援を受けたご感想やご評価としてはいかがですか?
伊藤様:これまで実施したメールマーケティングについて数値をもとに傾向を示していただけたことや、アドバイスをもとに過去にお送りしたメール文面を改善するプログラムを組んでくださったことなどは、当社の施策の実情をご存知のセラクCCCさんだからこその内容だなと。期待していた通り、当社に寄り添った具体的なご支援をいただけたと感じます。
他にも、明日からすぐに使えるTipsをたくさん身につけられたり、具体的な他社事例のご紹介が「当社はこういう企業だからこうした方がいいのではないか」と考えるきっかけになったり、ワークショップを通して施策担当者どうしだけでなく他のメンバーとも各々の知見を共有できる建付けの研修でした。
仲山様:受講者へのアンケートでは理解度について5段階中4の評価となっており、「受けて良かった」という声が多く寄せられました。これまでAccount Engagement(旧Pardot)の画面を見たこともなかったメンバーがいた中、一緒に画面を見ながら座学やワークショップに臨み、「何も知らない」から「見たことがある」のレベルに達したことが大きな一歩だと感じます。
またこれまで施策に取り組んできた自分自身も、今回改めて体系的に勉強したことで、これまでの概括的な知識や理解をブラッシュアップしてメールマーケティングのことをより詳しく知ることができたという手応えがあります。
伊藤様:これまでは二人で「こうした方が見やすいのではないか」「ユーザー目線でこの方がもっとわかりやすいのでは」と試行錯誤してきましたからね。プロの目と他のメンバーの意見が加わることで新しい視点が生まれるというのは面白いですね。何が正解か確信がないまま手探りで取り組んできたところ、改めて第三者のプロフェッショナルの方から情報をいただくことで、自分たちの中の経験則と勘が “信頼できる情報” になったと感じます。知識やスキルの底上げという意味でもとても有意義な研修でした。
以下はメールマーケティングの支援研修の内容です。※支援企業によって内容は異なります。
―「メールマーケティングの支援研修」を他の企業におすすめいただくとしたら、どのような企業や組織に合うと思われますか?
仲山様:Account Engagement(旧Pardot)を導入したばかりでこれから運用を定着させたい組織や、既存の運用を改善したい組織におすすめしたいですね。
レスポンスが早く、何かわからないことがあった時にはすぐに疑問や課題を解決してくださり、また私たちが理解できるまでしっかりと噛み砕いてアドバイスをしていただける。そういった “キャッチボール” のおかげで、難しいツールでも施策について対話を深められるようになった実感があります。
この信頼できるコミュニケーションと、「未経験者向けの基礎知識と、施策担当者が求める情報の両方をカバーしてほしい」といった要望にも細やかに応えてくださる手厚く柔軟なご支援が、導入・運用定着フェーズにおいて大きな助けになるはずです。
―最後に、今後の展望とその中でセラクCCCに期待されることをお聞かせください。
伊藤様:今回のメールマーケティングの支援研修で、まずはメールの文面の正しさや見やすさといった表面の部分を磨くことができました。今後は、その裏側にあるコンテンツ自体をより効果的なものにブラッシュアップしていくフェーズに進み、これまで手をつけられずにいたシナリオ設計やABテストなどにも取り組んでいきたいと考えています。
メールマーケティングは何か一つの改善ですぐに数値が変わるものではなく、いくつものステップを経て初めて成果が挙がるはずですから。長期的な視点で施策の高度化に取り組んでいきたいですし、その過程でセラクCCCさんに継続的なご支援をお願いできれば幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。
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お客様プロフィール
企業名
三菱総研DCS株式会社
事業内容
お客様の企業戦略に合わせて、ITコンサルティングからITソリューションの企画・提案、設計・開発、運用・処理までをトータルサービスとして提供
公式サイト
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